③資産を守る・増やす

初心者はとにかく「分散」

資産運用の初心者が意識するとよいポイント

資産運用を始めたいと考えているものの、失敗が怖いという人も多いのではないでしょうか。

そこで、資産運用の失敗を防ぐために初心者が意識するとよいポイントを4つご紹介します。

1. 少額から始める

最初からまとまった資金を投じることに抵抗がある人は、少額から投資できる資産運用を始めてみてはいかがでしょうか。投資額が100円や1,000円などの少額であれば、損失が発生しても小規模で済みます。

たとえば投資信託であれば、金融機関によっては数百円や数千円程度で購入が可能です。また、株式投資にチャレンジしてみたい方は「単元未満株」に投資する方法があります。

国内企業の株式は、1単元(=100株)ごとの取引となります。そのため1株2,000円の企業に投資をする場合、20万円の資金が必要です。

単元未満株を取り扱っている証券会社であれば、国内株式を1株から購入できるため、少額から株式投資を始められます。

2. 積立投資で時間を分散する

資産運用で利益を得るためには、安く購入して高く売ることが重要です。とはいえ、経験者であっても金融商品の値動きを正確に予想するのは困難です。資金を一度に投じると、商品を購入した後に価格が下落する“高値づかみ”のリスクが高まります。

そこでおすすめしたいのが「ドルコスト平均法」を用いた積立投資です。ドルコスト平均法は、価格が変動する金融商品を決まったタイミングと金額で定期的に買い続ける方法です。

購入金額を一定にすると、価格が低いときの購入量は多くなり、価格が高いときの購入量が少なくなるため、商品の購入単価が平準化され高値づかみを避けやすくなります。 

また長期間をかけて投資をすると「複利効果」が大きくなる可能性があります。複利効果とは、投資で得られた利益を再度投資に回すと、資産が雪だるま式に増えていくことです。資産運用を早く始めて運用期間が長くなるほど、複利の恩恵を受けやすくなります。

3. 複数の投資対象に分散投資する

投資の格言に「卵は1つのカゴに盛るな」というものがあります。これは、卵を1つのカゴにすべて持っていると、落としたときにすべての卵が割れてしまうため「複数のカゴに分けておくべき」という意味です。

つまりは特定の商品のみに集中投資をするのではなく、複数の商品に分散投資をしてリスクを抑えることが大切です。

たとえば100万円の投資資金を株式Aのみに投資した場合、銘柄が値下がりすると、保有資産も減ってしまいます。そこで株式Aと株式Bに50万円ずつ投資した場合、株式Aが値下がりしても、株式Bが値上がりしていれば保有資産全体の減少を防げます。

資産運用をする際は、株式と債券、国内と国外など、複数の投資対象に分散投資をしてリスクを抑えることが重要です。少額から分散投資をするのであれば、投資信託を購入する方法があります。

資産運用を始めるときの注意点

資産運用にはさまざまな注意点がありますが、その中でも特に初心者が知っておきたいものを2つ解説します。

運用目的を決める

資産運用を始めるときは「老後資金を貯めたい」「教育資金を準備したい」など、運用の目的を決めましょう。

運用目的をもとに、目標金額やそれを達成するための運用期間を決めることで、自分自身のリスク許容度がより明確になり、運用方法や商品を選びやすくなります。

たとえば、短期間で数千万円の資金を準備するのであれば、株式投資をはじめとしたリスクが高い運用方法を選ぶ必要があります。一方で、運用期間が20年や30年などの長期間にわたるのであれば、預貯金や生命保険、投資信託なども選択が可能でしょう。

これから資産運用をしようと考えている方は、運用方法を選ぶ前に運用目的や目標金額、運用期間を考えることが大切です。

余剰資金で始める

預貯金以外の資産運用は、余剰資金でおこなうようにしましょう。余剰資金とは、簡単にいえば当面のあいだ使う予定のないお金のことです。

日常の生活費や、収入が途絶えたときに生活をするためのお金(生活防衛資金)まで資産運用に回すと、値動きが気になって生活や仕事に支障が出るかもしれません。もしも損失が発生したら、精神的に大きなダメージを負う恐れがあります。

預貯金以外の資産運用は、多少減ってしまっても生活に影響がない資金を用いておこなうことが大切です。

参考:https://www.77bank.co.jp/financial-column/article06.html